HOME >香りのピックアップ【2019年】誕生石をイメージした香りのご紹介

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香りのピックアップ

「誕生石」は幸運を呼び身につけることで
自分の身を守ってくれるパワーがあると言われています。
そこで、2019年は各月の宝石から私が独自にイメージした
いろいろな香水をご紹介いたします。

#139『AQUA KENZO』 by KENZO(2019年12月)

#139『AQUA KENZO』 by KENZO(2019年12月)

ターコイズ

12月の誕生石
『インペリアルトパーズ』

〈ターコイズ〉とは【トルコ石】という意味ですが、実はトルコ産ではありません。とても古い歴史を持つジェムストーンで、西ヨーロッパの人々が各地からトルコ経由で集まった石をトルコ産と誤解して広めたためこの名がついたと言われています。
ターコイズは紀元前6000年前から採掘されて何千年にもわたって古代エジプト人は宝飾品として使いミイラとともに埋葬していました。
また現在でも持っている人を守ってくれる石と言われ旅行に持っていくといいそうです。
ターコイズの産地はアフガニスタン、中国、インドなど。

☆アクア・ケンゾー(ケンゾー)☆

2018年にメンズの〈アクア・ケンゾー・プールオム〉とカップリング香水として発売。
トップはマンダリンやレモンのすがすがしいウォーターリーなシトラスフローラルで始まり、やがてミドルノートの柔らかくて優しいマグノリアやジャスミンの香りが付けていて心地良い。
ポップな印象ですが甘さがないので大人が付けてもGood!!
トルコブルーのボトルは波をイメージした形でおしゃれ。さらにはパッケージデザインに葛飾北斎の浮世絵を模していて海外でも大人気♪

#138『GOLDEA』 by BVLGARI(2019年11月)

#138『GOLDEA』 by BVLGARI(2019年11月)

インペリアルトパーズ

11月の誕生石
『インペリアルトパーズ』

トパーズはエジプト人に太陽神ラーの輝かしい光でシェリーカラーになった石が災害から身を守る力があると信じられていました。
トパーズの代表的な色は黄色系ですが、実は多色で青、緑、黄、赤、ピンクがあります。その中でも透明感のあるオレンジがかったイエローがとても美しくシェリー酒の色に似ていることからシェリーカラーと言われるその石が一番高価です。
ブラジル産のシェリーカラーのトパーズは19世紀ロシアで皇后のジュエリーを飾るために使われ皇族にのみ所有権があったので【インペリアルトパーズ】と呼ばれています。

☆ゴルディア(ブルガリ)☆

フロリエンタルノート 宝飾ブランドのブルガリから2015年発売の香水。
「黄金の女神」という意味のこの香水はまるでインペリアルトパーズのようなゴールドの輝きを放つ高貴でフェミニンな香り。
オレンジブロッサムのほのかな香りにイランイランやジャスミンのゴージャスなフローラルが加わりゴールデンムスクやヴェルベッティムスクの甘い芳醇な香りが気高い女神のイメージです。
時間が経つほどムスクの甘く柔らかな香りが全身を包み込み冷たく澄んだ秋の空気の中ホッと心が安らぎます。
秋のおしゃれにぜひ加えたい逸品です。

#137『TIFFANY & CO. EAU DE PARFUM』 by TIFFANY(2019年10月)

#137『TIFFANY & CO. EAU DE PARFUM』 by TIFFANY(2019年10月)

トルマリン

10月の誕生石
『トルマリン』

トルマリンは他のどのジェムストーンにも見られない多種な色のある独特の宝石です。その種類はなんと100種類ともいわれ世界有数の多様さを持っています。
その中でもブラジルパライバ州で採れる【パライバトルマリン】は極めて輝きが強く美しいネオンブルーで、たとえ光が弱くてもこの宝石自身が光を放つ“幻の宝石”と言われています。透明度が高い最高級のパライバトルマリンのネオンブルーは銅の含有量が多いものはブルーの発色が強く、マンガンの含有量が多いものはグリーンの発色が強いという特徴があります。
産地はブラジルパライバ州、モザンビーク、ナイジェリアなど。

☆ティファニーオードパルファム(ティファニー)☆

2017年発売 ティファニーは1837年創業のアメリカンジュエリーの老舗。
知る人ぞ知る有名宝石店であるティファニーから久しぶりに発売されたこの香水はブランドの神髄をそのまま閉じ込めた香り。アイコンカラーのブルーやジュエリーが表現されていて一目でティファニーとわかります。
若々しく躍動感のあるグリーンマンダリンのトップノートから7,8月にフランスで収穫されるアイリスから特別な手法で抽出した柔らかく女性らしい優しさを感じさせるアイリスフラワーの香り。そしてパチョリやムスクの官能的で洗練された残り香がさらに女度アップ。
そんな魅力的な香りが入ったボトルはティファニーダイヤモンドのカッティングを取り入れたデザインでさらに芸術性の高さを感じます。
またパッケージはティファニーの代名詞のブルーボックスでジュエリー同様にボックスのみでも欲しいという要望もあったほどです。そんなトルマリンのようなティファニーブルーの香りでおしゃれな秋を過ごしてみませんか。

#136『DYLAN BLUE』 by VERSACE(2019年9月)

#136『DYLAN BLUE』 by VERSACE(2019年9月)

サファイア

9月の誕生石
『サファイア』

ラテン語の【青】を意味する【サフィルス】という言葉が語源といわれ、一日のうちのいろいろな空の色のような石なので“天の宝石”や“空の宝石”とも呼ばれています。
サファイアといえば普通は【ブルーサファイア】のみを指します。実はサファイアはブルーだけではなくピンクやイエロー、パープルなどいろいろな色のものも存在します。それらは総称して「ファンシーサファイア」と呼ばれます。
産地はオーストラリアのサファイア鉱床が世界最大級でしかも最高品質のサファイアがとれます。一方古代からよく知られた良質のサファイア産地はスリランカで紀元前から用いられていました。

☆ディラン・ブルー(ヴェルサーチ)☆

2018年5月発売 フローラルフルーティーウッディ
ギリシャ神話を思わせるアンフォラ壺のような印象的なボトルに入ったこの香りはグラニースミスアップルやクローバーの少し青くさい感じのトップノートからアイシーピーチやジャスミンのフルーティーで洗練された澄んだ香りへ。
華やかさはあまりないのですが付けていて心落ち着く大人の女性を感じさせます。
とてもオシャレで洗練されたボトルとパッケージは地中海をイメージした深い青。まるでサファイアのように魅力に満ちていてとても印象的です。

#135『incanto sky』 by Salvatore Ferragamo(2019年8月)

#135『incanto sky』 by Salvatore Ferragamo(2019年8月)

ペリドット

8月の誕生石
『ペリドット』

エメラルドとよく似た明るいグリーンの宝石「ペリドット」。
紀元前1500年にエジプト人が採掘を始めて見いだされたペリドットは自然な光を放つため、太陽神ラーの金色の光を受け継いだものとして珍重されました。
クレオパトラは「エメラルド」のコレクションをたくさん持っていたことで有名ですが、実はそのほとんどがペリドットだったとも言われています。
産地は中国・ケニア・パキスタンなどです。

☆インカント・スカイ(サルバトーレ・フェラガモ)☆

フローラルフルーティー
フェラガモのインカントシリーズのひとつ。自由をテーマにした香りです。
【自由にありのままに自分らしく生きる。自由に空を羽ばたくような香り】というコンセプトです。
洋ナシと青リンゴのフレッシュでジューシーなトップからロータス(蓮の花)やウォータージャスミンの清流や澄みきった空気を連想させる軽やかでみずみずしいかおり。そしてドライなムスクのラストがこの蒸し暑さを吹き飛ばしてくれそう。
ペリドットのようなイエローグリーンとターコイズブルーのグラデーションが美しい透明なボトルには、雲の向こうから差し込む太陽の光が描かれさらに空に自由に舞う蝶が魅力的です。

#134『Blossom』 by Jimmy Choo(2019年7月)

#134『Blossom』 by Jimmy Choo(2019年7月)

ルビー

7月の誕生石
『ルビー』

「血のような赤」と表現される情熱の石、ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬さのジェムストーンです。
美しい赤が特徴の石で歴史は古くスリランカは2000年以上にわたり上質のスタールビーを世界中に供給しています。
産地はインド、ケニア、マダガスカル、モザンビーク、スリランカなど。
“ルビー”はラテン語で赤を意味する“ルフス”が由来です。ダイヤモンドよりも採掘量が少ない大変希少な宝石なのでダイヤモンドよりも高価です。

☆ジミー・チュウ ブロッサム(ジミー・チュウ)☆

イギリスの有名シューブランドで、ダイアナ元皇太子妃をはじめ世界のセレブリティに愛されています。
そんなジミー・チュウから2015年発売のフルーティーフローラルの香り。マンダリン、レモン、ラズベリーのトロピカル調の甘いフルーティーなトップからスイートピーやローズの可愛らしいガーリーなミドルへ。
まるでルビーのようなボトルとラメを散りばめられた赤いパッケージから想像できるようなポップで元気が出るフルーティーな香りです。リゾートでもタウンでもカジュアルで派手なファッションにピッタリ!

#133『narciso rodriguez for her』 by narciso rodriguez(2019年6月)

#133『narciso rodriguez for her』 by narciso rodriguez(2019年6月)

エメラルド

6月の誕生石
『タヒチアンパール』

パールは、最も古くから知られている宝石で何世紀にもわたって価値が高いと言われてきました。それは海水または淡水の貝(二枚貝)の中にできるという唯一の有機的な宝石だからです。
中でもブラックパールは貴重で、フランス領ポリネシアン産の黒蝶貝にできる最高峰の黒真珠〈タヒチアンパール〉は、淡水パールと違って養殖期間が4~5年と長く8~16ミリと大きいので珍重されています。
1845年にナポレオン3世の妻ユジェニーがファッションに取り入れたことで初めてヨーロッパにタヒチアンパールが渡りました。

☆ナルシソ・ロドリゲス フォー ハー(ナルシソ・ロドリゲス)☆

2004年発売。フローラルムスキー
アンクライン、カルバンクライン、ロエベと様々なブランドでデザイナーとして腕を磨いたナルシソはクラシックでありながらモダンなスタイルを求め続けてデザインしニューヨークに自分のブランドを立ち上げました。
そして、自分の名を冠した初フレグランス『ナルシソ・ロドリゲス フォー ハー』を発売。女性の優雅さと永遠の女性らしさに敬意を表したセンシュアルでミステリアスな香りです。
タヒチアンパールのように類い稀な独特の香りとシンプルでモダンな真っ黒なボトルがオシャレ。 ワンランク上の大人のオシャレを楽しむのにピッタリの香りです。

#132『Bella』 by NINA RICCI(2019年5月)

#132『Bella』 by NINA RICCI(2019年5月)

エメラルド

5月の誕生石
『エメラルド』

エメラルドという名はギリシャ語で『緑の宝石』という意味で、その名の通り緑色が深ければ深いほど高価です。
4000年以上前からエジプトで大切な宝石として珍重されており、かのクレオパトラが最も愛した宝石としても有名です。エジプト人は永遠の若さを意味する葉の模様をエメラルドに彫り死者とともに埋葬しました。その時代から知恵と成長そして幸福をもたらす石と信じられていたのです。
産地はコロンビア、ブラジル、スリランカです。特に現代では、コロンビア産のエメラルドが最高品質とされています。

☆ニナ・ベラ(ニナリッチ)☆

フルーティーフローラル 2018年にニナ・リッチから発売の香り。
Les Belles de Nina シリーズで3番目に誕生しました。これは、3人の女の子をイメージしたシリーズで「ニナ」「ルナ」そして「ベラ」です。
ベラは自由で大胆不適な女の子。マンダリンオレンジやレモンのシトラスにルバーブのグリーンな香りが爽やかで、ローズとフリージアが優しい女らしさを感じさせます。
「ベラ」の個性を反映するポップグリーンとゴールドのボトルカラーはまるでエメラルドのアクセサリーのよう。見た目通りの女の子らしさもありながら、フレッシュで輝きのある香りは若葉まぶしいこの季節にピッタリです。

#131『DIAMONDS rose』 by EMPORIO ARMANI(2019年4月)

#131『DIAMONDS rose』 by EMPORIO ARMANI(2019年4月)

ダイヤモンド

4月の誕生石
『ダイヤモンド』

宝石の王様といわれる『ダイヤモンド』はギリシャ語で“征服させる”“無敵の”という意味からきています。地球上で天然に存在する最も硬い物質です。
今から二千年以上も前から人々を魅了し続け、ローマ人は戦いの時に何にも負けない勇気と力を与えてくれるものと信じダイヤモンドを散りばめた革製の鎧を身につけたという歴史があります。
また、14世紀になると王だけが身につけることが許されるとして王冠にたくさんのダイヤモンドがつかわれました。
16世紀になると富の象徴として王侯貴族たちの間で奪い合いが起こるほどいつの時代も人々の心を引きつけました。
ダイヤモンドには色は多数ありますが、いずれも価値を決めるのには4C(カラー、カット、カラット、クラリティ)が基準となります。原産地はアフリカ。

☆ダイヤモンド・ローズ(エンポリオアルマーニ)☆

2013年発売のレディス香水。
2007年に発売した『ダイヤモンズ』のニューアレンジです。
ラズベリーのほんのりした甘さがローズやフリージアの香りと調和し春らしく軽やかに香り、ラストはパチョリやアンバーが大人っぽく艶やかな香りへといざないます。決して子供っぽくはならないダイヤモンドのように上質な女性の印象です。
パッケージにはダイヤモンド様の飾りが施され、さらにダイヤモンドを型取ったボトルがビジュアル的にもかなりおしゃれです。

#130『AQUA ALLEGORIA TEAZURRA』 by GUERLAIN(2019年3月)

#130『AQUA ALLEGORIA TEAZURRA』 by GUERLAIN(2019年3月)

アクアマリン

3月の誕生石
『アクアマリン』

『アクアマリン』=『海の水』というラテン語からきています。
まさに海の清らかさを象徴するような透きとおった水色の浄化や清めのジェムストーンです。
エメラルドと同じ緑柱石(ベリル)のひとつであるアクアマリンは透明度が高いほど高価とされています。
海の近くに置かれた彫像の目にアクアマリンを入れると海の神ポセイドンの怒りを鎮め、海に出る人々の安全を守ると昔から言われています。
産地はブラジル、モザンビーク、マダガスカルなどです。

☆テアズーラ(ゲラン)☆

スパークリングフローラルシトラス  ゲランから発売の【アクア アレゴリア】シリーズ。
自然の美しさと魅惑的な素材へのオマージュから幸せなひと時を表現した香りで毎年新しい香りが登場しています。
2015年に発売の〈テアズーラ〉は『青』をテーマにした香りです。気持ちを穏やかにしベルガモットやグレープフルーツ、レモンのシトラスの爽やかさにグリーンティーの繊細なリラックスさせてくれる香りが忙しい毎日の中で、ふっと自分を見つめ直す瞬間を与えてくれます。
そしてジャスミンの優しい香りが気持ちも落ち着かせ、まるでアクアマリンのように心を清らかにしてくれそうです。

#129『OMNIA AMETHYSTE』 by BVLGARI(2019年2月)

#129『OMNIA AMETHYSTE』 by BVLGARI(2019年2月)

アメシスト

2月の誕生石
『アメシスト』

水晶のなかの紫色のもので、〈紫水晶〉といいます。
昔から高貴なもののシンボルと考えられ、ファラオも王も女王も宗教の指導者も位の高さを表す紫色を尊んできました。
また、「ローマ教会の石」とみなされ、今でも司教はアメシストの指輪を身につけているそうです。
原産地はブラジル、ケニア、マダガスカルなどてすが、特にブラジル産のアメシストは数が一番多くさらに品質もかなり高いものが採れます。

☆オムニア アメシスト(ブルガリ)☆

フレッシュフローラル 2007年発売の香水。 ブルガリの宝石をイメージしているオムニアシリーズのひとつ。
パッケージやボトルからもわかるようにアメシスト(紫水晶)をコンセプトにした香り。
ピンクグレープフルーツの爽やかな香りにアイリスやブルガリアンローズの落ち着いたフローラルにパウダリックなヘリオトロープが優しくフェミニンに香ります。
気高く上品な女性をイメージしたまさに紫水晶のような透明感のあるオシャレな香りで、ワンランク上の自分を演出してみてはいかが?

#128『ALWAYS RED Femme』 by Elizabeth Arden(2019年1月)

#128『ALWAYS RED Femme』 by Elizabeth Arden(2019年1月)

ガーネット

1月の誕生石
『ガーネット』

5000年も前から知られている石で、ザクロの種に色が似ていることからラテン語で「種」=「グラナタス」からガーネットと名付けられました。
ガーネットはザクロ色の深紅が代表的ですが、実はたいへん多彩な色があり黄色、茶色、オレンジ、シャンパンゴールド、緑、紫などがあります。
原産地はアフリカ、インド、スリランカなど。

☆オールウェイズ・レッド・ファム(エリザベス・アーデン)☆

2016年発売。フルーティーフローラル
まさにガーネットのような深紅色の柄がデザインされたボトルとパッケージは、モダンで妖艶な大人の女性を想像させます。
見た目通りに香りもジャスミンにブラックカラント、パチョリがぐっと辛口で大人な感じで、ラストのバニラが重みのある甘さで締めくくります。
都会的なニュアンスのオシャレ度がかなり高い香りです。今年初めの香りは思い切りドレスアップして女っぷりを上げてみてはいかが?