[パルファンラフィネ]香水の選び方・使い方・マナー|アロマテラピー|パーソナルカラー|ビジネスマナー|ファッションアドバイス
香りのピックアップ
音楽には音階があるように、香水にはノートと呼ばれる香調があります。
その香水の特徴を表し、分類するために各ノートに名前をつけています。
2016年は、ノート別に様々な香水をご紹介します。
#103『Signorina Misteriosa』 by Salvatore Ferragamo（2016年12月）
１２月の香りとノート
【オリエンタルノート】
香水を語るのに決して忘れてはならない重要なノートです。この“オリエンタル”とは、ヨーロッパの人々が憧れた東洋をイメージしたものですが、「東洋」といってもこれはあくまでも現在の中東地域のことです。
オリエンタルノートは、東洋的なミステリアスな感じで、女らしさを強調したエキゾチックでセクシーな香りです。ウッドやアンバーが効いていて、バニラの甘さが印象的。大人の女性の甘美をたたえる官能的な香りです。
重厚で強い香りのものが多いので、季節的には冬に使うのがオススメです。
シニョリーナ・ミステリオーサ(サルバトーレ・フェラガモ）
フェラガモから2016年発売された香り。“シニョリーナ”、“シニョリーナ・エレガンザ”についで出た3番目の香りです。
ネーミングの通りミステリアスで、内に秘めた神秘的な女性らしらをイメージ。チュベローズの香りにワイルドブラックベリーが加わりさらにホワイトパチョリでラグジュアリーでセクシーな印象に仕上がっています。
今年最後の香りは、フェラガモらしい品の良い女性を感じさせるこの香りで、締めくくってみてはいかが？
#102『L'EXTASE』 by NINA RICCI（2016年11月）
１１月の香りとノート
【フロリエンタルノート】
フローラルブーケとオリエンタルノートの中間のような香り。
オリエンタルノートほど重厚ではなく、フローラルの華やかさと軽やかさを融合したセクシーで魅惑的なイメージの香りです。
レクスタス(ニナリッチ）
パリを代表するクチュールメゾン、ニナリッチ。パリジェンヌのための香りを発表し続け、2015年に発売された《レクスタス》
レクスタスはフランス語で「エクスタシー」のこと。ネーミングの通り女性の欲望を彷彿させる、セクシーで幻想的な香り。
ローズやジャスミンのゴージャスな香りに、ラズベリーやピンクペパーのエッジが効いていて、ムスクとアンバーのラストでまったりした女性らしさと色気を感じさせます。
光輝く上品さの中に純粋なエロチックが魅惑的。深まる秋に大人の女性を演出してみては？
#101『GUCCI by GUCCI』 by GUCCI（2016年10月）
１０月の香りとノート
【シプレーノート】
あまり聞いたことのない名前かもしれませんが、1900年代半ばにはかなり流行したノートで、香水を語るうえで欠かせない重要なノートです。
このノートは、エキゾチックで神秘的、深い森の奥に迷い込んだようなイメージで、温かみのある香りです。
シプレー＝chypre、地中海のキプロス島に由来した言葉。
グッチバイグッチ(グッチ）
2007年にカップリング香水のレディスとして発売。
シプレーノートでもこの香りは、グァバ、ラズベリー、ペアなどのフルーツが効いていて少し軽やかな印象。
これから秋へと変わりゆく季節によく似合う香りですね♬ボトルのデザインはさることながら、パッケージの箱の裏にもグッチのロゴが印刷されているのもとってもオシャレ♪
#100『AQVA DIVINA』 by BVLGARI（2016年9月）
９月の香りとノート
【アクア、オゾン、マリンノート】
オゾン、マリンノートは1990年代にできた新ジャンルの香調。
透明な水や空気を感じさせる香り。みずみずしく爽やかな香りの花やシトラスを使い、シンプルでピュアなイメージのものが多い。
さらに最近は、時代とともによりナチュラルで軽やかなアクアノートという香調も加わりました。
アクアディヴィーナ(ブルガリ）
アクアティックフローラル、2015年発売のレディス香水。メンズ香水の〈アクア・アマーラ〉とのカップリング香水です。
イタリアの巨匠 ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」にインスパイアされた作品。乳白色のボトルにゴールドの縁取りが、豪華さと洗練されたジュエリーのよう。
ベルガモットとマグノリアの柔らかで優しい香り。きれいな澄みきった水を感じさせる香水です。まだ残暑残るこの季節に、こんな香りでオシャレしてはいかが？
#99『ACQUA ESSENZIALE』 by Salvatore Ferragamo（2016年8月）
８月の香りとノート
【アロマティックフゼア】
男性香水のノートの代表格である〈フゼア〉にも最近新しいジャンルが増えてきました。時代の流れで、より爽やかで、清潔感のある香りが人気の昨今。〈アロマティックフゼア〉とか〈フゼアフレッシュ〉というジャンルができました！
特徴は、シトラスよりも爽やかでありながら力強さも合わせもち、さらにハーバルやラベンダーの香りが強調され、洗練されたオシャレな印象の香りです。
アクアエッセンツィアーレ(サルヴァトーレ・フェラガモ）
イタリアの超有名ブランド「フェラガモ」から発売のメンズ香水。自由でのびやか、自信に満ち溢れたフェラガモが求める真の男性像をイメージした香り。
突き抜けるようなミントの爽やかさに、ラベンダー・ローズマリーの洗練された香りが大人のオシャレな男性を演出！
猛暑の8月もこのスーッとした透明感のある垢抜けた香りで、自分も周りも気持ち良く過ごせそう♪
#98『Tommy girl BRIGHTS』 by TOMMY HILFIGER（2016年7月）
７月の香りとノート
【フレッシュフローラル】
フローラルノートの中でわりと新しくできたジャンルです。
スズラン、ヒヤシンス、ジャスミンなどの香りが使われているものが多く、爽やかで、透明感がありフローラルなのに甘みも抑え気味。清楚なイメージで、デイリーに使いやすいので、初心者向きですね。
トミーガールブライト(トミー・ヒルフィガー）
アメリカンモダントラッドの〈トミー・フィルフィガー〉の レディス香水。2006年発売の「トミー・ガール」のニューバージョン。
レモンにラベンダーやジャスミン、ブルーベリーを使って 爽やかで、気品もあり、若々しい力強さも持ち合わせた香り。
ネーミングの«ブライト»のように、気分が明るくなりますね♪
#97『ENCOUNTER FRESH』 by Calvin Klein（2016年6月）
６月の香りとノート
【メンズシトラスノート】
４月にレディス香水のシトラスノートをご紹介しましたが、メンズ香水にもシトラスノートがあります。
メンズの場合は、フレッシュフゼアとかメンズシトラスという言い方で分類されます。
香りのタイプとしては、あまり男っぽくなく、爽やかで優しいニュアンスで、ユニセックスとして使えそうなものが多いです。
エンカウンターフレッシュ(カルバン・クライン）
カルバンクラインはニューヨーク生まれのカリスマデザイナー。カジュアルウェアで大成功を納め、香水界でも数々のヒット作を生みだしています。
こちらのフレグランスは、2012年発売の「エンカウンター」のニューエディッションで、2013年発売。かなり軽やかで爽やか。
まるでモヒートのようなラム酒の香りにすっきりしたミントが効いてさらにイタリアンベルガモットとラベンダーの香りで透明感のある垢抜けたイメージに仕上がっています。梅雨の蒸し暑さを一気に吹き飛ばしてくれそうです♪
#96『SOLO GREEN』 by LUCIANO SOPRANI（2016年5月）
５月の香りとノート
【グリーンフローラルノート】
グリーンフローラルノートの特徴は、シトラスノートより個性が強く爽やか感があり、品の良いさっぱりした香りです。
グリーンの新鮮な木々、風、葉を連想させる香りのものが多いです。
ソロ・グリーン(ルチアーノ・ソプラーニ）
イタリアが誇るデザイナーであるソプラーニ。ナチュラル感を取り入れたインテリジェンスモードがコンセプト。ルチアーノの香水「solo」シリーズの最新版。
自然の木々や草、夏の木陰を感じさせるアロマティックグリーンノート。冒険心のある未来へ向かって生きていくような人のイメージのフレグランスです。
#95『w』by BANANA REPUBLIC（2016年4月）
４月の香りとノート
【シトラスノート・シトラスフローラルノート】
柑橘系の香りで新鮮さと爽快感があり、現代的で爽やかなイメージ。ユニセックスの香水にこのタイプが多いので男女間で一緒に楽しめます。
爽やかでスポーティなイメージなので、カジュアルスタイルやスポーツシーンに似合います。
ちなみにこのシトラスとは、レモン・オレンジ・ライム・ベルガモット・グレープフルーツのことです。
ダブリュー（バナナ・リパブリック）
アメリカのハイカジュアルレーベルであるバナナ・リパブリック。1995年発売の同名作品のニューバージョンです。
スパークリングシトラスとピンクグレープフルーツにグリーンリーフの香りで
さっぱりしたトップノートから、ハニーサックルやマグノリアの
柔らかい甘さへと変わり、オールシーズン向きの使いやすい香りです。
春の心地よい風にピッタリの香りですね～！
#94『RED POWER』by Ferrari（2016年3月）
３月の香りとノート【フゼアノート】
メンズフレグランスの代表ノート。フゼアノートのフゼアは【Fougere】(フジュール）が語源です。1882年にフランスの香水会社〈ウビガン〉が発売した香水「Fougere Royale」(フジュール ロワイヤル）が、このノートの始まり。
初めは、ラベンダーをベースにウッディを加え、アンバーやムスクで濃厚な香りだったが、現代のフゼアノートは軽く明るくソフトで幻想的な印象の香水が多い。
ただし、フゼアと呼ぶには、ラベンダーに他3種類の決まった香料を含むという条件があり、これは今も昔も変わりません。
レッドパワー（フェラーリ）
アッロマティックフゼア 2012年発売。
フェラーリのブランドカラーであるフェラーリ レッドにリスペクトを捧げた香り。
フェラーリは、誰もが憧れる最高級イタリア車。
第一次世界大戦から今日に致るまでモータースポーツの歴史を受け継いでいます。冒険、チャレンジ、スピード、未知なるものへの情熱がブランドコンセプト。
そんな情熱と、抜群のセンスをもつ男性のためのフェラーリフレグランス。ラベンダーやローズマリーにピンクペッパーがキリッと効いて、ベルガモットやカルダモンのアロマティックな優しい香りが付けていて心地よいです。カジュアルに使いやすい香り。
#93『AMOUR MY LOVE』by KENZO（2016年2月）
２月の香りとノート【フルーティーフローラルノート】
フローラル系ノートのひとつ
花の香りに、フルーツの香りが使われている甘い香り。
このフルーツの香りとは、ベリー類、パイナップル、ピーチ、アップル、バナナ、メロン、
トロピカルフルーツ、ペア(洋梨）、ココナッツなどのこと。
フルーティーフローラルは、キュートでチャーミングな小悪魔的なイメージです。
アムール マイ ラブ（ケンゾー）
2006年発売の「ケンゾーアムール」のニューバージョンで、2013年に発売。
パッションフルーツやペア(洋梨）の明るくパンチのある香りが、チェリーブロッサムやライラックの透明感のある爽快な香りと
程良くマッチ。ラストノートまで、甘いフルーティーな香りが続いてつけていると、心が優しくなります。
待ち遠しい春に向けてぴったりの香りです！
#92『j'adore』by Christian Dior（2016年1月）
１月の香りとノート【フローラルノート】
花束をイメージしたいろいろな花の香りを軸とした、女性らしい香調。
華やかで、エレガント。
品の良い洗練されたイメージの香りです。
ジャドール（クリスチャンディオール）
1999年発売。
j'ador＝「大好き！」という意味。発売当時からずっと人気です。
様々な花の香りで、生き生きとした躍動感を表現。ダマスクローズ、ジャスミン、ヴァイオレット、オーキッド
などの花々を使いディオールらしいエレガンスを意識した
華やかな女性らしい香水です。
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